リフォームプランの特徴
74m²、3DKの中古マンションを、全面リノベーションした事例です。
明るい南側のバルコニーに面した二部屋の和室を解体し、広い20帖のリビングと琉球畳の和コーナーに一新。
キッチン、バスルーム、トイレの位置は大きく変えていませんが、設備を一新して扉を新設し、より居住性を高めました。
また、玄関と廊下の空間を調整してシューズボックスとクローゼットをつくり、玄関自体も広げてバリアフリーに。壁のエコカラットがアクセントです。
築44年というと、「リフォームして本当にきれいになるの?」と思われる方も少なくないのですが、工夫をこらせば築年数に関係なく、快適な空間がつくれます。
購入価格を抑えて、その分リフォームにお金がかけられる。それも、築年数の古い物件のメリットです。
施工のポイント
築年数の古いマンションによくあるのが、洗面室や廊下に扉がなく、プリーツカーテンやロールスクリーンを付けなければ恰好がつかない…というお部屋。
今回もその問題点を解消するべく、洗面台の向きを変えて玄関ホールを広げ、扉を新設。また、洋室の出入り口の位置を変えて扉を新設。
さらにキッチンの奥に仕切りを設け、収納スペースを兼ねて給湯器が見えないようにしました。
「扉を増やすと狭く見えるのでは?」と思われがちですが、適切な位置で仕切りを入れて空間にメリハリを付けた方が、生活動線は良くなります。
逆に、リビング横の和コーナーには仕切りをつけず、リビングと一緒にくつろげるようにオープンスペースにし、開放感もプラスしています。