Reform Data
- おすまい:神戸市東灘区
- 家族構成:一人暮らし
- 施工内容:中古マンション購入+リノベーション
- 物件概要:54㎡・築22年(購入時点)
- 間取り:3DK→2LDKに変更
- 当初のリノベーション予算:約600万
- 実際のリノベーション費用:約650万
03
住宅ローンの本審査
4月あたまに売買契約が終わり、リフォームの打ち合わせはさておいて、着手したのは「住宅ローンの本審査」です。
住民票や所得証明や売買契約書類のコピーをそろえ、あとは書類にひたすら記入して捺印して、銀行さんに提出します。
事前審査の時と違うのは、団体信用生命保険の加入申込をするということ。その時に、自分の健康状況を自己申告するので、ここでひっかかってしまうと非常にやっかいです。住宅ローンは健康な若いうちに組んどいた方がいい、と言われる一因です。
中古物件の場合、売買契約と決済の日にちが近いと担当の営業マンから本審査の手続きを急かされることも多いのですが、これはローンを使って物件を購入する時に「住宅ローン特約」というものが付いているからです(※現金扱いになる場合は、当然当てはまりません)。ローンを通すように色々努力したけど本審査の承認が下りなかった、という場合、「買う手立てがないのに買わなきゃいけない」状況になってしまい非常に困るので、その時は売買契約を白紙解約できて手付金も戻ってくるというもの。ただし、それには「〇月〇日までに融資承認を得ること」という期日が付いているので、その期日までに本承認をおろす必要があります。
なので、その期日が迫ってくると「銀行をどこにするか決めて下さい!」「書類そろいましたか?!」などと仲介担当の営業マンからせっつかれて、うっとおしいなあと思う方もいらっしゃると思いますが・・・買主様を守るための特約ですので、どうかご容赦ください・・。
< リフォームの打ち合わせが本格化 >
さてローンの本審査も通り、ぼちぼち山村Lとリフォームの打ち合わせを始めました。
最初から決めていたのは、古い設備はキレイに入れ替えるということと、
1. 和室を洋室に変更して、壁一面の本棚をつくりたい
2. キッチン前の洋室をなくし、3DKの間取を2LDKに変更する
という二点でしたが、和食さんの素敵なプランニングを見て
3. バスルームと洗面の位置を入れ替え、洗面⇔洋室のウォークスルークロゼットをつくる
案も採用し、結局大がかりな間取り変更をすることに。
↓↓↓こんなかんじに・・↓↓↓
マンションでは「キッチン・洗面室・バスルーム・トイレの位置を変えるなんて無理でしょ」と思っていらっしゃるお客様が多いのですが、実はけっこうできちゃいます。ただし、水回りの周辺にはPS(パイプスペース)がありますので、動かせないPSが干渉する場合は希望通りにできない時もありますが。
私の場合も、最終的には「解体してみないと分からん」という部分があったため、まずは設備のメーカーを決めつつリフォームの細かいイメージを固めよう、となりました。
住設メーカーのほとんどは、グランフロントを中心に梅田エリアに集まっています。というわけで、まずは5月のGW明けに大阪へ。
Ⓒグランフロント大阪
盲点だったのが、メーカーのショールームはほとんど水曜休みなので、水曜定休の私にとってはちょっと過酷。なので、見れる時に全部見とかな!ということで、何時間も山村Lを連れ回してやりました。
どのショールームも、最新設備やフローリング、建具のサンプルが盛りだくさんで、とても楽しいです!でも商品が多すぎて、一人で見に行ったのでは何が何だか分からないです。予約するとアドバイザーさんも付いてくれて、色々質問できます。
↓↓ リクシルショールーム ↓↓
ショールームには商談スペースもあるので、空いてれば座って打合せもできます。
私「山村L、キッチンの形状、どうしよかな~。フルオープンもかっこいいけど、丸見えはいやです。
・・・って聞いてへん!怒」
山村L「えっ!聞いてますよぉ!」
みたいな打合せをしつつ、まあでも建物の決済は6月末の予定だし、まだ余裕あるかあと思っていたら、売主様のお引越し予定が前倒しになり6月あたまに決済することに・・。ということは銀行との金消も5月中にしないといけなくて、さらに決済終わってすぐ着工するためにはリフォームの打ち合わせを詰め込まなければならず、けっこうバタバタするはめになりました。
結局5月~6月初旬にかけて大阪と神戸HDC合わせて3回ショールームに行き、・リクシル(LIXIL)・TOTO・パナソニック・永大・ウッドワン・サンワカンパニー・ノダ・ダイケンを回って発注が急ぐものから選んでいきました。
キッチンとバスルームはリクシルでさくっと決めましたが、洗面台はどうしてもオリジナルが作りたくて、ネットや本で色んな画像を見て迷いまくり。あと、フローリングは完全に「色」重視で探したのですが、なかなかしっくりくるメーカーがなく・・・。白でもなくブラウンでもなく理想の色を探して大阪をさまよいました。結局リクシルで見つけたんですけど。
あとは、休みの日に私が岡本営業所に行ったり、仕事終わりで疲れた山村Lを本社に呼び出して打合せしたり、プランの詳細を煮詰めていきました。
岡本営業所で打合せをしてると、たまに森田Jが乱入してきます。
森田J「ういっす~~。どないですか~。」※注※酔っぱらっていません。
森田J「これデッドスペースじゃないっすか~~。ここ引き戸にした方がよくないっすか?」
山村L(心の声)『せっかく決まったのに余計なこと言わんといて・・・!』
あ、でも意見をもらって採用したものもあります。
ウォークスルークローゼットの棚割りとか、キッチンのサイズとか。キッチンも当初は2,400幅の計画だったのですが、森田Jに「え、2,400いります?(=そんなにキッチン使います?)」と言われ、「つ、使うもん!」と言ったものの(確かに毎日毎日三食作るわけじゃないしな・・)と思い直して2,250のサイズに変更しました。結果、2,250で十分でした。3~4人家族がいて、もっと調理台にボウルや食材を並べたいとなると、2,400ほしいかな?と思いました。
→ キッチンのレイアウトについては、こちらのページ(https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/hint/layout/)の説明が分かりやすいです。
打合せのスムーズな流れとしては、まずはどういうテイストの部屋にするか決めてしまうこと。新しい家でどういう暮らし方をしたいか、イメージすること。自分の希望があやふやだと、ショールーム回るのもプランの打合せするのも、すごく時間がかかります。そこから、
1. プランの大枠を決める
2. 発注が急ぐ箇所(キッチンやバスルームなど)の商品を決める
3. フローリング、建具、クロスなどを決める(※輸入モノなどにしたい場合は急いで決めた方がいいです)
4. プランの細かい内容(クローゼットの棚割りとか、ニッチの位置とか)を決める
という順番ですかね。もちろん、金額もだいじです。こだわってお金をかけたいところと、あんまり気にしないところは分けた方がいいですよ。
そんなリフォーム打合せをしている合間に、銀行との金消契約をかわし、決済(=残代金の支払いと、建物の引渡し)の日を迎えることになりました。(次回につづく)