リフォームプランの特徴
神戸市兵庫区で、中古戸建のご購入からリノベーションまでお任せ頂いた事例です。
もともとは1階が倉庫、2階が店舗+ダイニングキッチン、3階に住戸部分という、店舗付き戸建だった物件です。さらに両面接道で高低差のある土地のため、1階の倉庫部分からもワンフロア上がった2階店舗からも出入りできるという特殊な建物。
内装の劣化もあり、「この建物が果たして一般的な戸建に生まれ変わるのかどうか・・・正直想像できませんでした」とお客様もしみじみ振り返るほどの、大型リノベーションとなりました。
まずは、道路に面した2階の店舗部分をつぶして玄関とリビングに。入ってすぐの壁一面に造作棚を設け、ボックスと組み合わせて「見せる収納」を工夫できるようにしました。
もともとは玄関とリビングの間に段差をつける予定でしたが、少しでもリビングの天井が高くなるように、ダイニングを一段上げるように設計変更。小上がりのような段差にお子様が腰かけ、ソファに座った大人たちと談笑できるこじんまりとした空間に。
また、1階の倉庫部分は半分を土間として残し、半分を子ども部屋兼ファミリークローゼットに変更しました。同じフロアに洗面室もバスルームもあるので、外遊びでどろんこで帰ってきても安心です。
お子様がのびのびと遊んで育つのを家が見守ってくれていそうな、おおらかなリノベーション戸建が完成しました。
施工のポイント
最初はフローリングで検討されていらっしゃいましたが、彩度を抑えた理想の色味がなかったため、木目を再現したサンゲツのフロアタイルを採用しています。
内装をデザインするとき、「色」そのものも重要ですが、色の鮮やかさの尺度である「彩度」にこだわるのもひとつ。色はついているけれど彩度が低い、というのは、モノトーンに近いということで、控えめでクールな印象になります。
今回は、クールな色味のフロアタイルに合わせて、キッチンもシルバーグレーを採用しました。
【メーカー】フロアタイル:サンゲツ/キッチン:リクシル「シエラS」